●挨拶:佐藤 利三郎 名誉教授 前同窓会会長


  佐藤 利三郎 名誉教授 前同窓会会長

 
 新しいことを始めようということですが、電気情報通信の中に電子がないのはチョットいただけない。今回の幹事さんに電子の方がいなかったからかもしれないと思っていいます。(^_^) 電子をどうするのか、一考必要と思う。一つの案があります。将来、素粒子工学が必ず出来るはずとおっしゃった先生がいます。素粒子情報通信とかはどうでしょうか。20年先を見越した名前がいいと思います。新しいスタートですので、是非良い名前をお願いします。

 もうひとつ。今日のテーマは環境でしたが、わたしも30年前に環境ということで提案したことがありました。我々はあまり勉強していない。良く判らないことをしゃべることが多い。昔は、毎日実験を沢山しろ、勉強をするな、データを取れ、これが東北大の真髄だ、とよく言われました。今はすべてが判っていて、環境問題はこうすればよいと判っている様にも見えるが、実際はそんな訳はない。環境はわからない点がとても多い。わからないところをトライすべきです。これが環境問題の大事なところと思います。確立されたかに見える学問に左右されてはいけない。抜山先生の本をきちんと読んだ人は東北大でも2人くらいしかいないようです。みんな、遊んでいる、勉強しない、仕事をしなていない。いじめかたが足りない。電気・情報の大事な伝統をもとに、時代に即応してそれを変えていって、立派な電気・情報に、立派な大学にすることが重要です。皆様、バックアップをよろしくお願いします。