研究室公開

OPEN LABORATORY

ロボット・人工知能

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自然言語処理:言葉がわかる人工知能

体験しよう!人工知能の最前線

乾・鈴木(潤)研究室

EXHIBIT

オープンキャンパスでの展示

自然言語処理技術を応用した、言葉が分かるコンピュータの体験型デモ

言葉が分かるコンピュータを応用したシステム・サービスを展示しています。楽しい会話ができる対話ロボット、記述式試験の採点をサポートするシステム、ウェブ上に拡散されるフェイクニュースを撃退する研究などのデモを展示しています。

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国語記述式問題の自動採点システム

大学入試のシステムが大きく変わります。センター試験に代わって2021年に始まる共通テストでは記述式の問題が導入されます。記述式問題の採点にあたっては、数十万人の受験生の答案の全てに目を通す必要があり、採点を全て人の手で行うには多大な人的コストが必要になることが懸念されています。そのため、人間の採点者の作業を効率化する技術の必要性が高まっています。
 
本研究では、記述式問題の答案を自動で採点することで、人間による採点作業をサポートします。記述式問題には採点のための複数の観点が設けられていることが一般的です。本研究では、答案の総合点を算出するだけでなく、答案のどの部分がどの観点と対応しているかを採点者に提示することにより、採点作業の効率化を可能にします。

誤情報の拡散防止のためのファクトチェック支援

インターネットやモバイル通信などの情報通信技術により、誰もが気軽に情報を発信できるようになりました。しかし、発信される情報の全てが正しいものとは限りません。特に近年では、事実性の検証が不十分のまま発信されるいわゆるフェイクニュースがSNS等を通じて拡散されることが問題になっています。情報の事実性を検証する「ファクトチェック」の必要性が高まっています。しかし、ウェブ上の大量の情報からファクトチェックが必要な情報を人の目で探すことは多大な労力を要する作業です。
 
本研究では、Twitterから誤情報の存在を指摘するつぶやき(端緒情報)を検出し、ファクトチェックが必要な情報として作業者に提示することで、人間による事実性の検証のサポートを行います。

発話スタイルの制御が可能な対話システム

自然言語処理技術の応用の一つに「対話システム」があります。対話システムは、人間同士が行うような会話をコンピュータで実現するものです。人間の発話に対して適切な、あるいは気の利いた返事をする対話システムは、最近ではスマートフォンのアプリやSNSでも馴染みのある方も多いでしょう。
 
オープンキャンパスでは、話者の言葉遣いのスタイルを反映した対話システムの実演を行います。人間同士の会話であれば、話者によって話し方は異なります。また同じ話者であっても、相手が家族の場合と職場の上司の場合とでは話し方が異なるように、状況に応じて異なる口調や言葉遣いを使い分けています。本研究では、このような発話のスタイルを制御することが可能な対話システムを開発しました。