研究室公開

OPEN LABORATORY

次世代情報通信システムとデバイス
通信工学コース

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痛くない!? レーザ治療

レーザ治療システムで未来の医療を

松浦研究室

EXHIBIT

オープンキャンパスでの展示

パネル展示と歯科用レーザ治療器のデモを行います

私たちの研究室では、レーザ光線を治療したい患部まで導くための特殊な光ファイバの研究をしています。今回の展示では、光ファイバを製作している実験室を公開し、所属学生がパネルを用いて研究内容の説明を行います。また、日常では触れることができない本物の歯科用レーザ治療器を用いて、実際にレーザ医療の体験をしていただきます。

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中空光ファイバ

当研究室では、赤外レーザ伝送用中空光ファイバの医療応用についての研究をはじめとして、 軟X線やテラヘルツ波といった極端波長域の伝送路についての研究をおこなっています。 ここで取り扱う中空光ファイバとは、直径1ミリ以下のガラスもしくはプラスチックチューブの内側に、 金属や樹脂の薄膜を形成したもので、光はチューブの内面で反射を繰り返しながら、内部の空洞部分を伝搬します。 このファイバの材料や構造を適当に選択することにより、伝送可能波長域は軟X線から テラヘルツときわめて広範囲におよび、普通のガラスファイバでは伝送できない強力なレーザ光や、 赤外・紫外などの波長のレーザ光を効率よく伝送することができます。

光ファイバによる無侵襲診断・光バイオプシー技術

採血なしでの血糖値測定や、呼気分析による各種疾病の早期スクリーニングなどの無侵襲診断、そして内視鏡下での悪性腫瘍の早期発見等の光バイオプシー(光生検)を、柔軟な光ファイバを用いて行うシステムの研究をしています。 中空光ファイバを利用することにより、高感度な赤外分光法やラマン分光法が適用できるようになり、これまでの手法では不可能だった信頼性の高い診断の実現が可能になります。

レーザ治療用光伝送システムの研究

中空光ファイバの主なターゲットのひとつは医療分野で使用される赤外レーザです。 これらのレーザは生体組織に多く含まれる水分に吸収されやすい波長3ミクロン以上の赤外波長域で 発振しますが、光通信などに用いられている石英ガラスファイバは、これらの光を吸収してしまうため 赤外レーザの伝送路としては使用できません。そこで、赤外光をまったく吸収しない空気をコアとする 中空光ファイバが有用となります。細径かつ柔軟な中空光ファイバを内視鏡に挿入して患部にレーザ光を照射することにより治療を行うためのシステムの研究・開発を行っています。