東北大学工学部電気情報物理工学科

Department of Information and Intelligent Systems

情報知能システム総合学科から2015年4月に名称変更

  • 電気工学
  • 通信工学
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  • 応用物理学
  • 情報工学
  • バイオ・医工学

Blog ブログ
未来をつくるあなたへ

「電気情報物理工学の魅力」の最近のブログ記事

Special Interview 「工学部で描ける未来と可能性」が掲載されました。

「エデュケーション・ダイヤモンド」(ダイヤモンド・ビッグ社 2016年8月23日発行)の2017年入学 中学受験特集 秋号に「工学部で描ける未来と可能性」というタイトルで、教育広報企画室 中村肇 特任教授の Special Interview を掲載していただきました。


限られた字数でしたが、現在の「理数教育」では限界があり、これからの時代を切り拓く人財の育成のためには日本も「STEM教育」(Science, MathematicsだけでなくTechnology, Engineeringも)に力点を置いていくべきことを訴えたつもりです。
よろしければご覧ください。

◯「エデュケーション・ダイヤモンド」2017年入学 中学受験特集 秋号
http://diamond.jp/go/pb/education/books/autumn/_SWF_Window.html

◯「エデュケーション・ダイヤモンド」(ダイヤモンド・ビッグ社発行)
http://diamond.jp/go/pb/education/

電気・電子工学分野の国内大学別論文数

大学での研究成果は、多くの場合、「論文」という形にまとめられ、その専門分野の学術雑誌等に掲載され、社会全体の知的資産として共有されるようになり、社会や技術の発展に寄与するようになります。

トムソン・ロイター社が提供しているIn Citesというサービスを利用して、電気・電子工学分野(*)の2010年から2014年に主要学術誌に掲載された論文数を大学別に集計してみました。
  (*) 同サービスでは"Engineering, Electrical & Electronic" に該当します。

同様のグラフは学科パンフレットや学科Webにも掲載しているのですが、今回、首都圏の大学などについてもデータを加えてみました。

本学科の研究力の強さを知っていただく一助になればと思います。


論文数.jpg
※画像をクリックすると拡大されます。

『ロボットとヒト 寄り添う関係へ』本学科での関連研究

2016年1月1日の日本経済新聞での特集「2020 ニッポンの道しるべ」の19面は『ロボットとヒト 寄り添う関係へ お手本は私たち』。人工知能(AI)やロボットが人間を超える日は来るのだろうかという問題提起の上で、大学や企業、研究機関で行われている関連研究が紹介されていました。
また第2部では「情報技術×FUTURE」として、IT(情報技術)が拓く未来の社会が描かれていました。うち6面は「AI×FUTURE」で、音声認識や自動運転の研究が紹介されていました。

残念ながら本学科の研究は紹介されていなかったので、本学科での関連研究についてご紹介します。
#マスコミ関係の方の取材をお待ちしております!(笑)


記事の中のコラム「ロボットと人工知能」で、『AIにとって最大の問題が「言葉の壁」だ。(中略)文脈によって変わったりする意味をどう学習させるか、試行錯誤が続いている。』と紹介されたそのものずばり、自然言語処理の研究を行っているのが、乾・岡崎研究室です。

【乾・岡崎研究室】

最近では、「言葉がわかる人工知能」「行間を読むコンピュータ」だけでなく、最近では自動運転の実現に必要となる、画面から読み取った状況の理解に関する研究も行われているそうです。例えば、車を運転していて前方を見た時に、道路の左側に子ども、道路の反対側に大人がいるということまでは画像認識技術で判別できたとして、その先に「左側にいる子どもが反対側にいる親の方に向かって道を走って横切ってくる可能性があるので、減速した方がいい」というような状況の理解まで行うことが自動運転には必要で、そこに乾・岡崎研究室の持っている知見が生かされています。


前提となる画像認識技術の方は、大町研究室や青木・本間研究室で研究されています。

【大町研究室】

【青木・本間研究室】


特集の中には「コンピューター、以後に挑む ?プロ棋士の壁、まだ高く」という記事もありました。篠原研究室では、「ゲーム情報学」として、将棋やチェスなどの二人完全情報ゲームをはじめとする様々なゲームに対して、強いゲームAIを作成するだけでなく、必勝法や勝敗判定などに関する研究を行っています。

【篠原研究室】


第2部特集の方には「ヒトを支える最高の相棒 音声認識で接客 ロボ・看板、買い物お助け」という記事があり、音声認識技術について取り上げられていました。本学科では、伊藤・能勢研究室で音声認識及び音声合成の研究が行われています。

【伊藤・能勢研究室】


これらの研究を始めとして、本当に賢い知能ロボット・知能システム創造に向けた本学科の様々の研究を
にまとめてありますので、ぜひご覧ください。

『東北大学 工学部 電気情報物理工学科 Calendar 2016』ができました!

当室がこの1年間で撮影した写真を使って、『東北大学 工学部 電気情報物理工学科 Calendar 2016』を作ってみました。本学科での四季折々の様子といくつかの研究を紹介しています。本学科での1年間がどういう感じなのかが少しでも伝わればうれしいです。

よろしければダウンロードしてお使いください。ダウンロードするにはこちらをクリックしてください(282Mbyteあります。ファイルサイズが大きくて申し訳ありません)。

卓上用ですので、ハガキサイズの少し厚手の紙に印刷して、今年の卓上カレンダーの空きケースにはめ込んでお使いください。上の方をリングで綴じるのもよいと思います。

次の写真から構成しています。

表紙 電子情報システム・応物系1号館

1月 雪の青葉山キャンパス(センタースクエア)

2月 毎秒1,000万コマの高速撮影を行える世界最高性能のCMOSイメージセンサの開発 【須川・黒田研究室

3月 学位記授与式(卒業式)

4月 新入生オリエンテーション(合宿研修)

5月 次世代の宇宙電気推進機(磁気ノズル無電極プラズマ推進機)の研究【安藤・高橋研究室

6月 電気通信研究所 本館

7月 オープンキャンパス

8月 仙台七夕花火(電子情報システム・応物系1号館屋上から)

9月 いも煮会(研究室のみんなで)

10月 電気通信研究所一般公開

11月 駅伝大会(研究室対抗)

12月 "切らずに治す"超音波治療システムの開発 【梅村・吉澤研究室



※2015年12月25日15:30追記
  当初版で月により紙の大きさが違っていたのを修正しました。
  また、ファイルサイズを抑えたバージョンも作成しました。26Mbyteと1/10のサイズですが、見た目はほとんど変わらないと思います。ダウンロードするにはこちらをクリックしてください。

※2016年1月4日追記
  5月の月表示が印刷時に他の月よりはみ出していたため、修正しました(ファイルを差し替えてあります)。

※2016年2月16日追記
  5月の工明会運動会の日程が変更(20日から27日へ)になったことに伴い、修正しました。
  全体版はこちらを、5月だけはこちらを、クリックしてください。

宇宙開発分野で活躍する本学科の卒業生たち

来週12月21日(月)に、企業等における研究開発の実際について認識を深めていただくために開講している大学院博士前期課程科目『研究開発実践論』で、国立研究開発法人宇宙航空研究開発機構(JAXA)  研究開発部門の中村徹哉研究員に、『宇宙開発における電子工学への期待』と題して講演いただきます。

講師の中村さんは、本学科の卒業生。学部及び大学院では電子工学を専攻されました(佐橋研究室)。
3年前の文献ですが、中村さんの研究を紹介している資料をインターネットで見つけましたので、ご紹介しておきます。
   TXテクノロジー・ショーケース in つくば 2012


「宇宙開発」分野については、本学科での研究としては、エネルギー生成システム[安藤・高橋]研究室が行っている「プラズマエンジンを使った次世代宇宙推進機の研究」がまず思い浮かびます。くわしくはこちら。
  [高校生・受験生のための研究紹介]
     プラズマエンジン成功の鍵は電気工学 その役割を担う国内唯一の研究室

推進機関以外でも、電源系を扱う電気工学や衛星と地球との交信を可能にする通信工学などを始めとして、本学科で学ぶことになる電気・通信・電子・情報系の技術は宇宙開発分野でも必要不可欠な基盤技術となっています。

この機会に、宇宙開発分野で活躍している本学科の卒業生について、本Web内の情報をまとめてみました(所属、肩書は取材時)。ぜひご覧ください。

◯ 中村 徹哉さん(宇宙航空研究開発機構 研究開発部門)

◯ 森 杏さん(宇宙航空研究開発機構 統合追跡ネットワーク技術部)

◯ 橋間 裕子さん(株式会社IHIエアロスペース 宇宙技術部)

しょこたんの夢を叶える方法

11月22日(日)に東京海洋大学で開催された『工学フォーラム2015 未来への挑戦 夢をカタチにする工学』(国立大学54工学系学部長会議・読売新聞社主催)を聴いてきました(「未来への挑戦」は奇しくも東北大学工学部のパンフレットのタイトルでもあります)。
パネルディスカッション『工学の未来を語る』は、ゲストパネリストの中川翔子さん(しょこたん)に実現したい未来を語ってもらい、その未来を工学で実現する方法をパネリストが答えるという趣向。しょこたんのブログにも紹介があります。

パネリストを務めた各大学の工学部長の方々がそれぞれのご専門や所属大学で行われている研究の観点から回答されていたのですが、限られた時間だったこともあり、工学の持つ可能性をもっと示すことができたのでは? とも思いました。
そこで折角の機会なので、本学科で行われている研究を中心に、しょこたんの夢のかなえ方をもう少し考えてみました。


中川翔子さんの実現したい未来 その1
『中野区で生まれ育った自分にとって、思い入れの強い「中野サンプラザ」を保存して欲しい。思い出の景色が自分を作っており、懐かしいという思いを持ち続けたい。』

パネリストからの回答では、土木・建築工学の観点から東京駅丸の内駅舎の保存・復元事例などの紹介を通じて、歴史的建築物の保存再建技術が紹介されていました。ただ、中野サンプラザは駅周辺の再開発により取り壊される予定とのこと。新しく建てられるビルに中野サンプラザを思い起こされるような外観が採用されればよいのですが、難しいかもしれません。

そうした時に思い当たるのは、仮想現実感(バーチャルリアリティ)や複合現実感と呼ばれている技術です。東北地域では、東日本大震災で失われた被災地の都市や建物の姿を再現し記憶に留めるために、仮想現実感や3D技術を使った様々な取り組みが行われました。本学科でも、仮想現実感システムの研究や、その基礎となる人間の聴覚系視覚系などの研究などが行われています。


中川翔子さんの実現したい未来 その2
『スマホがあれば自分はいくらでもひとりでいることができる。身の回りの技術の中で一番進化を感じるのがスマホ。でもやっぱりバッテリーが問題。重かったり、すぐ切れてしまったり。無限に電池がもつスマホが欲しい。』

パネリストからの回答は、スマホだけでなくノートPCやディスプレイにまで幅を広げて、軽量化のための技術としての「薄くて折り曲げたりできるディスプレイ」やプラスチックシートの上に電子回路を作る「プリンテッドエレクトロニクス」、また「電池長寿命化のための素材開発」などが紹介されていました。

「薄くて、軽くて、曲がるディスプレイ」の研究は、本学科でも行われています。パネリストから紹介されたのは有機ELを用いたディスプレイですが、本学科の藤掛研究室では液晶を用いて「薄くて軽くて曲がるディスプレイ」の開発に取り組んでいます。

この問題は、身近な問題だけあって、ほかにも様々な研究が行われています。
例えば、高校の理科でも習う「電磁誘導」を使って、端子に接触しないでも充電する方法の開発。「熱電材料」というものを使って、身の回りのちょっとした温度差から発電をしてしまう方法の開発。「圧電シート」というものを使って、振動を利用して発電する方法の研究。
また、なんでバッテリーが必要かというとスマホを動かしている「半導体」が電気を消費してしまうからなのですが、それならば電子の「スピン」という性質を使って、エネルギーをできるだけ使わない半導体を作ろうという研究(スピントロニクス:東北大学が世界最先端を走っています)も行われています。


中川翔子さんの実現したい未来 その3
『個人情報保護には配慮しつつも、その人を見ただけで、その人の性格やその人との相性、その人のご先祖のことなどを知ることができる。』

パネリストからの回答では、情報通信技術の観点から、ビックデータ解析やデータマイニング、行動観察などが紹介されていました。

本学科の研究をみても、ビックデータ解析の1つでもありますが、自然言語処理という技術を使って本人のツイートや発言を収集して分析して、その結果をコンピュータとつながったメガネ型ディスプレイなどに表示できるようにすれば、相手の発言を予測したり、やがては相手の性格を推定することができるかもしれませんね。
この夢の実現のための技術としてシンポジウムの時にぜひ取り上げて欲しかったのが、人間のゲノム情報(遺伝情報の総体)の解析。最近ではゲノム情報に基づいて将来どのような病気にかかる可能性が高いかを予測するサービスも始まっているように、ゲノム情報はその人についていろいろなことを教えてくれます。そして、膨大な人間のゲノム情報を解析するためには最新の情報技術が必要になります。「バイオインフォマティックス」と呼ばれる研究分野で、本学科でも研究されています。

ただ、パネルディスカッションでも少し触れられていましたが、この夢の実現は工学だけでできるものではなく、法律の整備や世の中の人の合意など、いろいろな課題が含まれていますね。


中川翔子さんの実現したい未来 その4
『動物を殺さなくても食物を作り出せる技術。がんの特効薬、副作用のない抗がん剤。』

パネリストからの回答では、前者についてはかつて日本でも行われた人工タンパク質開発計画などが、後者については工学部における医薬品開発やがん治療法の研究などが紹介されていました。

東北大学では、医学と工学が連携して、新しい医療技術・医療システムを開発する「医工学」という研究が盛んで、本学科にも医工学に関する研究を行っている研究が多くあります。東北大学大学院医工学研究科には、2014年に「がん医工学研究センター」が設置されていますが、センター長の小玉哲也教授を始めとして、梅村晋一郎教授、吉澤晋准教授、川下将一准教授が本学科からメンバーとなっています。例えば梅村先生、吉澤先生は、超音波を使って「切らずにがんを治す」治療システムの開発を行っています。


パネルディスカッションの最後に中川翔子さんが言った言葉が印象的だったので、ここにご紹介しておきます(聞き書きなので、正確な言い回しではない点はご容赦ください)。
『「夢はかなう」という言葉があるが、いまの人類は夢を叶える力がある。
 自分の場合、逃げ場が妄想だったが、それが未来への栄養になり、夢がかなった。
 妄想の力は無限大。
 高校生のみなさん、夢を妄想して、食べて、形にしてください。』


(11.24追記)
上記の研究や技術で、中川翔子さんの実現したい未来がいますぐ実現できるわけではありません。
実現に向けて私たちも一生懸命研究していますので、高校生・受験生のみなさんもぜひ私たちに加わっていただければと思います。
なお本ブログの目次ページに書いてありますように、本ブログは教育広報企画室担当者の個人的な意見であり、東北大学や電気情報物理工学科の意見を示すものではありません。

電気情報物理工学科プロモーションビデオを公開しました

7月末の「予告編」から随分と時間が経ってしまいましたが、ようやく、電気情報物理工学科プロモーションビデオができあがりました。

学科Webのトップページのバナーからご覧いただけます。
YouTubeでのアドレスは次のとおりです。 https://www.youtube.com/watch?v=683RjtATN6A
YouTubeでの紹介文はこういうものにしてみました。
『夢で見た未来。その未来をつくっていくのは、あなたです。
 その未来を実現するための種を私たちはたくさん持っています。そして、未来に向けて日夜挑戦を続けている仲間がここにはいます。
 一緒に未来をつくっていきませんか。』

以下では、この動画の制作ヒストリー(想いや見ていただきたいことなど)を少しお話しします。

「電気情報物理工学科のプロモーションビデオ」というと、イントロでよくありそうなのは、再生可能エネルギーや電気自動車、スマートフォンやアンテナ、コンピュータや半導体、医療機器などの写真がパラパラと出てきて、「電気情報物理工学はこれまで高度情報化社会の発展を支えてきました。これからも未来の社会を創造することに貢献していきます。」というようなナレーションが流れるパターン。また高校生のみなさんとお話ししていても、上に挙げたような具体的な製品が本学科のイメージとなっていることが多いようです。このことは、電気情報物理工学の成果としてのハイテク製品がそれだけ身の回りにたくさんあって毎日の生活を支えているということでもあるのですが、裏返せば、20年後、30年後、100年後といった将来とのかかわりの中で電気情報物理工学について想像しにくい、ということでもあります。
そこで、電気情報物理工学が単にコンピュータの高性能化や通信のユビキタス高速大容量化などに資するだけではなく、もっと夢のある分野であり、それを学んだ者の手によって未来を創っていくことができる学問領域であることを知ってもらうためにはどうしたらよいか、と悩んだ末に考えついたのが、イントロのアニメーションです。

「宇宙からの電波を大型アンテナがキャッチ。スーパーコンピュータで解析したところ、遠くにいる異星人が病に伏せっていて「助けて!」と言っていることが判明。パートナーであるイヌ型ロボットと一緒に、宇宙推進機で異星に救助に向かう。最初何を言っているかわからなかったが、異星人の会話の解析を行い、異星人の言葉がわかる/話せるようになって、異星人の病状を把握。最先端治療を施して異星人の命を助けることができた。」というのが、イントロのストーリー(あくまでもわかりやすさを重視した1つのSFストーリーなので、「ここはおかしい!」などと追求しないでくださいね)。

ここに描かれた世界はあくまで「SF」であり「夢」なのですが、これを実現するための「種」となる様々な研究は既に本学科でも行われており、後半の実写部分では関連しそうな研究を中心に紹介しています。
  次世代アンテナ:陳研究室 
  スーパーコンピュータ(スピントロニクス):大野研究室安藤康夫研究室
  次世代宇宙推進機:安藤晃・高橋研究室
  太陽電池パネル(フォトニクス):山田・大寺研究室
  生物規範ロボティックス:石黒研究室
  次世代ディスプレイ:藤掛・石鍋研究室
  自然言語処理、人工知能:乾・岡崎研究室
  超音波(がん)治療:梅村・吉澤晋研究室
などです(研究室名をクリックすると、各研究室のWebサイトに飛びます)。動画の画面左上に研究キーワードが表示されるので、ぜひ注目してください。
本学科で一緒に研究することにより、高校生のみなさんもこういった夢の実現に近づくことができます。

本学科ではほかにもいろいろな研究を行っていますので、本Webサイトや研究室のWebサイト(一覧はここをクリック)を見て、ぜひ自分がワクワクすることを探してみてください。

ちなみに、イントロ部分の最後及び動画の最後に映る建物は、昨年夏に完成した本学科の新1号館です。

文部科学省が「理工系人材育成戦略」を策定しました

文部科学省から、平成27年3月13日付けで「理工系人材育成戦略」(The first edition)が発表されました。文部科学省からのリリース文はこちら。


個々の内容はともかくとして、一番最初の「1.理工系人材の戦略的育成の必要性」に書かれている問題意識は、「国もそういう意識を持っているんだなぁ」と将来理工系を目指そうと思っているみなさんにもぜひ知っておいていただきたいと思って、このブログで紹介することにしました。
こういう問題意識です。

===
・・・ (豊かさを実感できる社会の)実現において、未来を築く最先端研究開発から、グローバルに人々の生活を一変させる全く新しい商品開発、日常生活を堅実に支える製品開発・運用まで、新しいアイデアと高い技術力を駆使し実用へと導くことのできる付加価値の高い理工系人材は、欠くことのできない存在である。
このことを重視し、我が国は、理工系人材の質的充実・量的確保に向け、戦略的に人材育成に取り組んでいく必要がある。
===

「何を今更」と思う方も多いとは思いますが、改めて理工系人材の重要性を国として主張しておく、ということの意義は大きいと思います。今後の展開に期待したいです。


大学見学の様子のご紹介

本学科では、年間10数件の大学見学を受け入れています。受入実績はこちらをご覧ください。

見学の様子は随時本学科非公式twitterを通じて発信し、Facebookに蓄積してご覧いただけるようになっていますが、ここで改めて、大学見学の代表的な様子をご紹介します。

ここでご紹介するのは、2015年3月19日・20日に行われた山形県立鶴岡南高等学校理数科1年生による大学見学の様子です。同校が来られるのは今回で3回目でしたが、折角大学にまで来られ、2日間(1日目午後と2日目午前)も見学されるのだからと、今回は模擬授業よりも研究室見学の時間を多く取って、東北大学の良さを「見て」「感じて」いただけるようにしました。

※よくあるのは「学科説明30分+模擬授業60分+食堂での昼食+研究室見学30分×3箇所」という4時間程度のパターンです。


今回は、1日目は青葉山キャンパスでの研修。最初に、同校卒業生の先輩によるスピーチがありました。高校から卒業生に直接声をかけていただいたもので、後輩が来るということで急遽かけつけてくれました。


次いで、大学/学部/学科説明。東北大学や工学部、電気情報物理工学科についての説明はもちろん、工学とはどういうものか、電気情報物理工学の道に進むことにより自分の手で将来どのような未来を拓くことが可能になるか、等についてもお話しいたします。

大学/学部/学科説明のあとは研究室見学へ。今回は本学科の6コースのうちから4コースについて1研究室ずつを見学しました。

こちらは通信工学コースの電磁波工学[陳]研究室。アンテナの性能評価などを行う電波暗室を見学。


応用物理学コースの光物性学[藤原]研究室。機能性ガラスなどを研究しています。実際にガラスを作ってみているところ。


バイオ・医工学コースの生体システム制御医工学[吉澤・杉田]研究室。認知症対策としてのバーチャルリアリティを用いたリハビリテーションシステムを実体験。


電気工学コースの応用電気エネルギーシステム[津田・宮城]研究室。超電導現象の実演です。実際に浮いているとところをみると、結構感動するようです。


2日目は電気通信研究所での研修を行いました。最初に、同校卒業生でもある情報工学コースの阿部亨准教授による模擬講義『人間調和型情報通信システムの実現を目指して』。


引き続いて行われた石黒章夫教授による模擬講義『ロボットはどうすれば生き物に近づけるのか?:ロボットを創りながら生き物のからくりを理解する』では、ゼミ室での授業だけでなく研究室で車座になってのレクチャーもありました。


実世界コンピューティング[石黒]研究室で開発した何種類ものロボットを実際に動かしてみていただきました。


研究室の学生さんにも参加いただいての懇談の時間も。研究だけでなく大学生活や今後のキャリア・将来についてのアドバイス等もたくさんいただきました。


大学見学のお申し込みはこちらまで。PTAによる見学も歓迎いたします。

仙台の桜も今年はそろそろ終盤かも・・・と思ったけど、まだ頑張ってます

たまには軽い話を。

仙台の桜、今年は4月3日が開花日でした。4月3日といえば東北大学は入学式でしたが、「桜が咲いている!」という感じになったのは4日から。タッチの差で入学式には間に合いませんでしたね。写真は入学式のあとに行われた工学部オリエンテーションの会場となった東北大学川内萩ホール近くの大手門脇櫓の早咲きの桜(4月3日)。


開花後は、今年はすごく駆け足でした。しかも天候にもあまり恵まれず、今日の雨で、桜もかなり散ってしまったのでは? 花見をいつやるか、悩んだ研究室もあったようです。来週後半にやる予定という研究室もあるようなのですが、桜は残ってるでしょうか。

東北大学ホームページには、桜がきれいに咲いている各キャンパスの写真が掲載されていました(が、なぜか青葉山キャンパスはなし。。。)。私が片平キャンパスに撮りに行った今週月曜日は曇り空だったこともあってあまりきれいに撮れなかったのです(心のきれいな人にはきれいに見えるはず?)が、折角なのでご紹介します。


まず、片平キャンパスの一番南にある電気通信研究所の桜。

2号館前の桜。右後ろに見えるのは、新しく建った本館です。


七軒丁側から見た桜並木と本館。本館が建って初めての桜をぜひとも撮りたくて行きました。晴れてればもっときれいに撮れたはずなのがちょっと悔しいです。


電気通信研究所敷地の一番南にある桜。仙台高等工業専門学校創立70周年記念碑/校歌碑がそばにあります(心眼で見てください)。



そして、片平キャンパスの真ん中、「学都記念公園」(という名前だといま初めて知りました)にある「電気工学のマイルストーン」と桜。


東北大学が電気通信技術の発展に貢献してきたことを讃え、IEEE(電気・電子技術者協会)から寄贈された「マイルストーン」です。



あとはおまけ。今年の入学式でも紹介されていた、白石川堤の一目千本桜。まだ行ったことがない人はぜひ一度行っておくべきです。これはこの前の日曜日に行った時の写真。


東北随一の名所だけあって、本学科でも多くの方が行かれたようです。「天気がいいのでゲノムのサンプリングに来た!」という先生も。学生さんにも何人かお会いしました。


咲き誇るこの花のように、みなさんにすばらしい未来が待っていることを、その未来を自分の力でつかみ取ることを、お祈りしています(なぜか少し感傷的)。


(4月16日追記)

上記ブログを書いた翌朝、大学に来る途中に見たら、昨日の悪天候にも負けず、桜はまだまだ頑張ってました。

ということで、タイトルを変えました。