東北大学工学部電気情報物理工学科

Department of Electrical, Information and Physics Engineering

情報知能システム総合学科から2015年4月に名称変更

  • 電気工学
  • 通信工学
  • 電子工学
  • 応用物理学
  • 情報工学
  • バイオ・医工学

Career Paths進路・就職

社会で活躍する先輩たち卒業生のお仕事拝見

情報を適切に保護する技術開発で健康で安心して暮らせる社会を実現する

電機メーカー

 幅広い事業フィールドを持つ企業で、様々な分野の研究者と刺激を受けあいながら、社会に貢献できる研究開発がしたいという思いから日立製作所に入社しました。入社後は、情報セキュリティ技術やプライバシ保護技術の研究開発を担当しており、現在は医療・健康・介護等ヘルスケア全体の情報の利活用を目的としたセキュリティ・プライバシ保護の研究開発を行っています。高齢化社会の進展、生活習慣病の増加、国民医療費の増大など、ヘルスケア分野を取り巻く環境は大きく変化するなかで、たくさんの情報を集めて分析することで、医療の質の向上や効率化が進められています。

 私は情報を適切に保護する技術開発を行うことで情報の利活用を推進し、一人ひとりが健康で安心して暮らせる社会の実現に貢献していきたいと思っています。

 大学での研究室生活の中で、課題を探り、それを解決していく研究の面白さを学べたことが、研究職を選んだ大きなきっかけだったと思います。また、私生活では、大学時代の研究室の同期と結婚しました。学業はもちろん、多くの友人や将来の伴侶となる相手と出会えたことも大学生活の大きな収穫でした。

冨樫 由美子さん

冨樫 由美子さん
株式会社日立製作所
研究開発グループ
東京社会イノベーション協創センタ 顧客協創プロジェクト
大学院工学研究科 電気・通信工学専攻
博士課程(前期)修了(2008年)
山形県立山形西高等学校 卒業

電子工学で宇宙開発を先導する

宇宙開発機関

 私は、2011 年に工学研究科電子工学専攻を修了後、宇宙航空研究開発機構(JAXA)に入社しました。「宇宙工学や宇宙科学専攻でなく、電子工学専攻から宇宙開発?」と思われる方もいらっしゃるかもしれませんが、実は宇宙開発において、電気・電子・情報系の技術は必要不可欠なのです。もちろん宇宙開発に限らず、電気・電子・情報系の技術は、あらゆる分野の基盤技術のひとつであるため、一見、関連がないようなフィールドにおいても十分活躍できる可能性があります。一方で、基盤技術ゆえ、目に触れないところで使われている技術が多く、イメージしにくい面があります。私自身、高校生の時はほとんど理解できていませんでしたが、大学で学ぶうちに、「目には見えない物理現象を理解し、それを基盤技術として応用する」という面白さに気付き、修了後も電子工学系の研究開発業務に携わりたいと考えていました。また同時にチャレンジングな世界に飛び込みたいという気持ちもあり、JAXAを志望しました。現在私は、電子工学系の専門性を持って、宇宙開発や宇宙科学を先導すべく、人工衛星や探査機の発電源である太陽電池の研究開発に従事しております。

 電気・電子・情報系についてあまりイメージが湧かないという皆さんは、是非オープンキャンパスなどを通じて、本学科の最先端技術について積極的に話を聞いてみてください。普段は気にもしないところに、ディープでワクワクするような面白い技術がたくさん隠れていることに気が付くことと思います。

中村 徹哉さん

中村 徹哉さん
国立研究開発法人宇宙航空研究開発機構
研究開発部門
大学院工学研究科 電子工学専攻
博士課程(前期)修了(2011年)
長野県松本深志高等学校 卒業

製造装置メーカーの立場から半導体業界や社会の発展に貢献する

半導体製造装置メーカー

 東京エレクトロン(TEL) は、半導体製造装置メーカーの一つです。半導体とは何者なのかイメージしづらいとは思いますが、パソコンやスマホに多用される私たちの生活を快適にしてきた非常に重要なものです。そして、それらの更なる高性能化は、半導体を作るための製造装置の性能にかかっています。私は製造装置メーカーの立場から、半導体業界さらには社会全体の発展に貢献したいと思いTELに入社しました。

 さて、現在私は次世代のプラズマ発生装置の開発業務を担当しています。大学で学んだ電磁気学・熱力学を基にシミュレーションを行ったり、設計したモノを実際に装置に搭載してプラズマ特性の評価実験を行ったりしています。結果は英語で報告することも多く、グローバルに最先端の仕事ができることにやりがいと誇りを感じています。

 最後に、会社での業務は先輩社員の経験や勘を基にスピード重視で進めることが多々あります。しかし、原理的なことが分からないまま進めても必ずどこかで問題が発生します。一方、電気情報物理工学科で学ぶことで物事を本質からとらえる力を養えます。本学科で培ったことは、未知の技術開発をする上で現在の業務に非常に役立っていると感じます。

河田 祐紀さん

河田 祐紀さん
東京エレクトロン株式会社
技術開発センター
基礎開発グループ
大学院工学研究科 応用物理学専攻
博士課程(後期)修了(2014年)
宮城県仙台向山高等学校 卒業