東北大学工学部電気情報物理工学科

Department of Electrical, Information and Physics Engineering

情報知能システム総合学科から2015年4月に名称変更

  • 電気工学
  • 通信工学
  • 電子工学
  • 応用物理学
  • 情報工学
  • バイオ・医工学

Introduction & News学科・コース紹介と学科の最近の動き

学科について

歴史と成果

東北大学は、1907年日本で3番目の帝国大学として創立されました。1919年に工学部が設置された際に電気工学科が設置され、1941年に通信工学科、1958年に電子工学科、1963年に応用物理学科、1984年に情報工学科が設置されました。その後、学問の融合化に伴い分野を超えた幅広い知識が必要とされてきたことを受けて2004年の国立大学法人化の際に5学科がまとまって電気情報・物理工学科となり、2007年に情報知能システム総合学科と改称し、2015年4月に電気情報物理工学科に名称を変更しました。

「八木・宇田アンテナ」「光通信3要素(フォトダイオード、半導体レーザ、光ファイバ)」「高輝度の赤色LED・黄色LED・緑色LED」「垂直磁気記録(ハードディスク)」「トンネル磁気抵抗効果の発見」を始めとして、東北大学の電気工学・応用物理学は日本だけでなく世界の電気通信研究をリードし続けています。2002年にノーベル賞を受賞した田中耕一さんも本学科の卒業生です。

電気・情報・物理工学の分野では世界有数の重要な研究拠点と位置づけられており、数多くの国家的プロジェクトの拠点として位置づけられるとともに、産学連携での国際集積エレクトロニクス研究開発センターの設置やスピントロニクス国際共同大学院構想など様々な取り組みが行われています。

本学科が取り組んできた研究拠点等

文明の進歩に貢献した本学科の歴史的成果の例

八木・宇田アンテナ

八木秀次博士と宇田新太郎博士は、1925年に構造が簡単で性能の良い指向性アンテナを発明しました。世界中の家庭でテレビ放送の受信アンテナとして広く用いられています。

八木・宇田アンテナ

分割陽極マグネトロン

岡部金次郎博士は、1928年に波長が長く強い電波を発生することができる真空管(分離陽極マグネトロン)を発明しました。電子レンジには、この発明を改良したマグネトロンが使われています。

分割陽極マグネトロン

電子管・半導体

渡邉寧博士の指導の下で、1950年ころから電子管や半導体が本格的に研究されました。この中で、ブラウン菅や、半導体集積回路の技術の基礎が築かれました。

電子管・半導体

垂直磁気記録(ハードディスク)

岩崎俊一博士は、合金粉末型塗布テープと垂直磁気記録方式を1958年と1977年に発明しました。前者はメタルテープとして、後者はハードディスクの最新方式として、世界中で広く用いられています。

垂直磁気記録(ハードディスク)

光通信3要素

西澤潤一博士は、「フォトダイオード」「半導体レーザ」「光ファイバ」の光通信の三要素を発明しました。光通信は携帯電話とともに、現在の情報通信ネットワークに不可欠のものとなっています。

光通信3要素

室温強磁性トンネル磁気抵抗素子

宮﨑照宣博士は、室温で大きな磁気抵抗変化率を示す強磁性トンネル接合の作製に成功しました。この素子は最新のハードディスクの読み出し用ヘッドとして用いられています。また、高密度不揮発性磁気メモリなどへの応用が広く研究されています。

室温強磁性トンネル磁気抵抗素子

ソフトレーザー脱離イオン化法

卒業生の田中耕一さんは、生体高分子の質量分析を可能とした「ソフトレーザー脱離イオン化法」の開発を高く評価され、2002年に日本人で12番目のノーベル賞受賞者(化学賞)となりました(※(株)島津製作所における業績です)。

ソフトレーザー脱離イオン化法