東北大学 医工学研究科 渡邉研究室

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<<本研究室で扱っている研究テーマ

インターフェイス

触覚ディスプレイを用いた情報提示手法の開発

皮膚感覚は視覚や聴覚に代わる情報伝達の手段として重要で,FESや義肢を使用する場合には制御の命令や状態を使用者に示す際に有効になります.このとき,電気刺激を用いた提示手法では,電極を装着するだけで良いため,小型で簡単な提示装置にできる利点があります. この研究では,電気刺激により生じる感覚を用いて情報提示を行うことを目指しています.

製作した3×3のマトリックス状電極を用いて,情報を伝えるための図形や文字を提示して,それらの認識について検討しています.

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高齢者の自動車運転支援用インターフェイス

高齢者の運転免許保有者数の増加とともに,高齢者が第一当事者である交通事故件数も増加しています.我々の研究グループでは,危険事象の情報をあらかじめ提示することで,高齢者の注意力や判断力の低下を補い,事故を回避することができるような,振動刺激による効果的な危険情報提示手法を研究しています.

運転中という状況下での振動刺激による情報提示の有効性を検討するため,自動車運転シミュレーションを製作し,検討を行っています.

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図1:実験システム

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図2:自作したシミュレータの画面