研究活動計画

研究グループの発展的再編 研究グループの発展的再編



人間性豊かなコミュニケーションを実現するグローバルネットワーク
人間性豊かなコミュニケーションを実現するグローバルネットワーク


  本拠点では、21世紀COE拠点のすぐれた教育研究の実績と経験を引き継ぎつつ、新たな展開をはかります。人間性豊かなコミュニケーションを実現するグローバルネットワークの構築をめざして、知能情報システム分野まで教育研究の幅をひろげます。

  研究体制を(A)情報・デバイス基礎、(B)ネットワーク、(C)知能情報システムの3 グループに再編します。そして、研究の軸足をデバイス研究からシステム研究へと発展させてゆきます。光・無線ネットワークの研究を重点として、情報通信デバイス研究と基礎理論、ヒューマンオリエンテッドな知的情報通信や環境の自律認識・予測にもとづく知能情報システムを開発します。

  Aグループの達成目標は、グローバルネットワークに活用する半導体・ストレージ・光・ディスプレイデバイスの超高密度化、超高速化、超高機能化、超低消費電力化、等の超高性能化をめざす他、次世代(10年後)の情報通信デバイスの基礎、および情報システムの基礎理論をきずくことです。Bグループの達成目標は、現在のネットワーク構成を根本から変えるような光・無線技術と自律分散無線ネットワーク技術、それらをささえる超高速光・無線信号処理技術、光コヒーレント技術、ならびにセキュアネットワークアーキテクチャと通信プロトコルを開発することです。光伝送速度としてはTDM/WDM方式で1〜10 Tbps、移動無線伝送ではスループット100 M〜1 Gbpsをねらいます。Cグループでは、現在の認識能力や性能・消費電力と比較して1桁以上優れる、ヒューマンオリエンテッドな知的情報通信や、環境の自律認識・予測にもとづくリアルワールド応用などの知能情報システムを開発します。

  A〜Cグループが連携しながらシナジー効果を最大限に発揮して、グローバルネットワーク実現のための基盤技術を開発します。