臨床試験

臨床試験

 
頸部リンパ節微小転移診断のためのボリュームレジストレーション法の開発と
新たな3D CT、MR画像を用いた転移リンパ節診断能の検討
現在,頭頸部がんや口腔がんにおける,MRI,CT,PETなどの画像診断において,腫大していない微小転移リンパ節を的確に画像でとらえることは困難です.しかしながら,早期の治療法の確定,予後の予測においては,リンパ節微小転移のより高い正診率が望まれています.
本研究では,有意な腫大を認めない頭頸部がんの微小転移リンパ節のMRIと病理組織像と組み合わせたボリュームレジストレーション法を開発し、空間分解能の高いCT、MRIを用いた転移巣の画像所見について3次元画像解析を行い、転移巣の的確な画像所見を明らかにします.
本研究によって、リンパ節が腫大する以前に微小転移の画像診断が可能となれば、頭頸部がんの患者治療法の選択や予後に大いに役立つことが期待できます.     
 
試験期間: 2014年3月~2019年2月
実施場所: 東北大学病院 および 歯学研究科


 
パワードップラーとマイクロバブルを用いた3次元超音波画像定量解析による
乳癌転移リンパ節診断法の確立
乳癌における腋窩リンパ節転移診断は, 治療法の決定、予後の予測において重要です.
しかしながら, 現時点では画像診断の精度は確立されておらず, 生検や手術時の腋窩リンパ節郭清での組織の確認に診断がゆだねられています.

当研究室の動物実験では, 通常の超音波の観察に加え, 超音波造影剤(マイクロバブル) による評価を追加することにより, サイズの増大が出現する前の段階でも転移リンパ節群では非転移リンパ節群に比べ, 血管密度が上昇し, 造影剤による内部の造影効果が増強することが証明されています.
生体内でも同様の現象が起きていることが推察され, 転移リンパ節内の新生血管の血管密度をパワードップラーによる信号とマイクロバブルによるリンパ節内造影効果の定量により, 非転移リンパ節と区別できることが予想されます.

本研究では, 高分解能4Dプローブを用いた超音波パワードップラーによる血管密度評価とマイクロバブルによる造影体積の3次元定量解析により, 術前の乳癌微小リンパ節転移診断法を確立することを目指しています.

 
試験期間: 2014年2月~2015年3月
実施場所: 東北大学病院