海中ロボット送電,エネルギネットワーク構築

当研究室では非接触で海中ロボットに電力を送電することを想定し, 充電システムの模型を製作し,模擬海水中での特性を測定・検証しています.

本システムのメリットとして,

  1. ケーブルによる行動範囲の制限がない.
  2. 非接触給電であることにより,海中ロボットとCLPSとのコンタクト部の劣化を防止できる.
  3. 電磁誘導による給電であることにより,繁雑な給電作業の縮小が可能である.
  4. 海中に於ける給電作業が行えるため,作業時間が短縮できる.
などが挙げられます.

具体的には下記イメージ図のように水中にある海中ロボットや潜水艦に対して,ケーブルや水中コネクタを使用しない非接触の給電方法を研究しております.将来はロボット同士で電力伝送を行い,海中でのエネルギーネットワークを構築することができればロボットの海中活動が長時間可能となり,作業効率の向上も期待できます.

Fig.1 海中エネルギー伝送のイメージ図