4/11(月)に、第3回目となる「2015アドバンス創造工学研修ポスターセッション」を実施しました。
電気・電子・通信・応用物理・情報・医工学など、電気情報物理工学科ならではの広い分野において、19の研究テーマが出揃いました。
アドバンス創造工学研修は、スクール生2,3年次後期セメスター時に各研究室で実施したものです。学生は希望する研究テーマを選び、半年間研究室でお世話になりながら、研究経験を積みました。なかには、サイエンス・インカレへ応募し、3月に神戸で口頭発表やポスター発表を行ったテーマもあります。
お忙しい中、聴講にお越しくださいました先生方、TAや学生のみなさん、ありがとうございました。主役である発表者のみなさん、大変お疲れさまでした。


当日の様子を少しご紹介します。


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テーマ番号の奇数・偶数にチーム分けしまして、15分発表・15分聴講を3回程行いました。
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専門分野以外の方へ説明するのは意外と難しいものです。
わかりやすい言葉に置き換えたり、図やグラフを使って視覚的に訴えたり、実物を持参し説明したり・・・ポスター作成も含めて、皆さんよく工夫されていました。
やはり自分の取組みの成果を他者へ発表するという機会はとても大事だと感じました。みなさん、とても熱心に生き生きと発表されていました!

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また、「オーディエンス賞」を設け聴講者の皆さんに1票を投じてもらいました。
その結果、上位3組(1位1組、2位2組)が受賞することとなりました。

【1位】
珊瑚 彩主紀さん(研修時3年)・五十嵐 祐貴さん(研修時3年)[乾・岡崎研究室]
テーマ:自然言語処理におけるCNNの応用

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               中央左:五十嵐さん 中央右:珊瑚さん

【2位】
林原 佑太さん(研修時3年)[藤原研究室]
テーマ:ガラスによる環境調和型エネルギー材料の創出

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【2位】
金 世勲(研修時2年)[安藤(康)研究室]
テーマ:強磁性トンネル接合を用いた生体磁界計測

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3組4名のみなさん、おめでとうございます!!
4名の方には松浦先生から賞品の贈呈がありました。


尚、すべてのポスターは、2号館1階ロビーに1年間掲示します。
また、昨年度のポスターも、南実験棟(学生実験のところ)の廊下に展示予定です。

今回ポスターセッションに来られなかった方にもいつでもご覧いただけます。「サイエンス・インカレに応募してみたい」「研究室ってどんな研究をしているんだろう」という方、「Step-QIスクールでの研究活動ってどんな感じ?」と気になる方は、ぜひ足を運んでみてください。

普段のスクールの活動では、なかなか横のつながりが無く、自分以外がどのようなことに取組んでいるのかわからないスクール生の方がほとんどだったかと思います。相手に関心を持ち、自分とは違う分野にも目を向けて大学生活でいろいろなことを吸収して欲しいと願っています。

今年度アドバンス創造工学研修の研究テーマ選択は、6月頃の予定です。

2016年度のスクール活動にお申込みいただいたみなさん!これから一年間、また一緒に頑張っていきましょう。

●アドバンス創造工学研修に申し込んだ動機

あまり白羽の矢が当たるような生活をしてこなかった私ですが,今回はたまたまこのようなブログを書かせていただくことになりました.学部四年の菅野と申します,つたない文章ですが誰かの参考になればと思います.

 私は学部二年,三年と計二回のアドバンス創造工学研修安藤(晃)・高橋研究室にお世話になりました.こちらの研究室はプラズマを研究対象としており,電気推進機(人工衛星のエンジン)や核融合発電に欠かせない装置の研究など幅広い研究を行っています.

 私は昔から宇宙や航空に関わる研究がしたいと思っていたので(なぜ機知ではないのだ,と突っ込まれそうですが...割愛)入学当初からこの研究室に行ってみたいなあと思っていました.そこでこのStep-QIスクール,またアドバンス創造工学研修(以下,研修)に取り組んでみようと思ったわけです.

 恥ずかしながら"私はこんな研究がしたいんだ!!"というような強い動機からではなく大学の研究とはどのようなものか早めに触れておきたい,というような思いで申し込みをしました.


●アドバンス創造工学研修と授業の両立

 4セメスターから私の研修は始まりました.詳しい研究内容は省略しますが,当時修士1年だった先輩の装置をお借りし,混合ガスを推進剤(いわば燃料)とした際の性能評価を行いました.このときは当時3年生だった先輩と二人で行いました.私はエネルギーインテリジェンスコース所属ですが,エネの4セメスターはなかなかに授業も多く,また授業の難易度もなかなかに高かったと覚えています.また一緒に研修を行った先輩は留学をしていた関係で自分よりも多い授業数でした.(これが本当にすさまじく二つのセメスターを同時に行っているようなものだったので私は先輩を本当に尊敬していました.学生実験が一週間に二つあるんですよ!?1つでも大変だったのに...)

 私たちが行った研修は機械を用いて実験を行い,その結果を解析するところまでがひとまとまりだったので1回の研修にかかる時間は3時間ほどだったと思います.ですから午後5時から8時までというような感じでした.またこの年はサイエンス・インカレという全国の学部生による研究発表会にも申し込みをしたので,この準備にもかなり時間がかかりました.TAをしていただいた研究室の先輩方に助けられながらも夜10時近くまでかかった日もありました.そのため私はレポート,課題などは研修のない日で終わらせられるように調整していました.私はそれでなんとかなりましたし,先述のとおり私よりも大変な状況であった先輩も(なぜか涼しい顔で)乗り越えていたのでしっかり自分の予定を調整できれば大丈夫なように感じます.

 もしも,アドバンス創造工学研修と勉強の両立が不安だという人がいましたら,今までのStep-QIの先輩方がやれてきたことが証明しているように,まったくもって心配ないのでぜひ参加してみてください.(と書きつつも,私はだいぶ3年生の先輩に頼ってしまっていました...本当にありがとうございました.)


●研究室生活におけるアドバンテージ

 そんなこんなで私も四年生になり,研修でもお世話になっていたこの研究室に配属されました.では,アドバンス創造工学研修で実験していたテーマにこれからも取り組もうとしているのか?-------実はそうではありません.まず私は2年次と3年次で異なるテーマに取り組みました.更に,私はこの研修を通して研究に対する考え方も少し変化しました.そんなわけで私は今,全く別のテーマを希望しているわけです.

 しかし,この別のテーマを希望することができたのは,アドバンス創造工学研修で2年間研究室にお世話になり,私がしたい研究というものを考える機会を得ることができたからだと思っています.今までは漠然としかやりたいことが言えませんでしたが,今は"これを研究してみたい"といえるようになりました.

 私の場合はずっと同じ研究室で研修させていただいたということも関係していますが,そうではなくても"自分がやりたいことはなにか?"ということを突き詰めるいい機会になるのではないかと思います.また発表などの機会も増えるので自然とパワーポイントなども使えるようになりますよ!


●最後に

 なかなかこんな機会をいただけないので,ついついはしゃいで長文になってしまいました.
私は強い意志などではなく,正直なんとなくで続けてきましたが,そのぐらいの気持ちで続ける,というのも案外大切なのかもなあと今回振り返ってみて思いました.最後にこのような貴重な機会をいただいた事務局の皆様に感謝いたします.ありがとうございました.(申し訳程度ですが,研修中の写真を上げておきます)

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                  スラスターを実際に動作させるチャンバーの内部

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                  MPDスラスタと呼ばれる電気推進機

                                                                        安藤(晃)・高橋研究室  学部4年  菅野将輝

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