第67回東北地方会開催方式につきまして |
開催方式につきまして慎重に検討を進めて参りました第67回東北地方会ですが、対面形式で実施することと致します。
COVID-19流行の影響は、学会の開催形式にも大きな影響を及ぼしてきました。
3年を経過し、COVID-19に対する備えや私たちの感染対策に対する意識も大きく変わり、対面による学会開催が行われる環境が整って参りました。
翻って、情報通信技術の普及に伴うオンライン形式の学会は、広大で移動にも時間がかかる東北地方に適した形式とも考えられました。
地域において日々の臨床に追われ、それぞれの生活を抱えながらも研鑽に努力している多くの方に比較的容易に参加いただけるという意味で、オンライン形式は大きな可能性を秘めています。
オンライン形式の学会を実施するためには特別な資材が必要ですが、東北大学工学部にはその環境が整っています。
一方、対面形式だからこそ行える生き生きとした質疑応答や、場外での意見交換は、発表者、参加者にとって代えがたい経験です。
そのどちらも目指したハイブリッド形式の開催の可能性を追求してきました。
しかしこの春東北大学工学部でハイブリッド開催した第65回地方会の経験から、現地での活発な討論を実現するための交通アクセスとオンライン環境の両立は、
現時点では困難であるとの結論に至りました。
今回は、発表者・参加者の豊かな経験を優先し、仙台駅に隣接したAERでの現地開催と致します。個々のセッションの発表者に対する優秀演題賞の創設など、これまでにも増して発表者の努力に報いられるような大会を目指して参ります。
私の検討に向き合っていただいた東北地方会運営委員長を始めとする地方会運営事務局、全ての関係者に感謝申し上げます。
第67回東北地方会が皆さまにとって素晴らしい会になりますように引き続き準備を進めて参りますので、引き続きのご支援、現地へのご参加をどうぞよろしくお願いいたします。
第67回学術集会大会長 東北医科薬科大学 老年・地域医療学 大原貴裕 |