エネルギー問題の解決の糸口になる
室温超伝導体の発見を目指して

応用物理学専攻
超伝導体は、ある温度以下で電気抵抗がゼロになる不思議な現象を示します。この現象を利用して、送電ケーブルを作ればロスなく電気を送ることができ、エネルギー問題は一気に解決します。しかし、これまで最高でもマイナス138℃まで温度を下げる必要がありました。ところが、近年、超高圧化ながら-70℃以下で超伝導を示す物質が発見され、室温まであと一歩のところまで来ています。そこで私たちは新しい超伝導のメカニズムを調べたり、合成法を開発して、室温でも超伝導になる物質の発見を目指しています。
これらの大きな目標を達成してノーベル賞を獲得するために、先生方や学生同士の活発な議論を通して、ときにはスポーツで一緒に汗を流したりしながら日々研究に取り組んでいます。
