プラズマの先進的制御が拓く
次世代エレクトロニクス

電子工学専攻
“プラズマ”とは固体・液体・気体に続く、電子とイオンから成る第四の状態です。自然界では太陽、オーロラ、雷などとして良く知られていますが、本研究室ではこのプラズマを人工的に創り出し、制御することで“新しいナノスケール電子材料の創生”に役立てようとしています。プラズマ中には反応性の高い粒子が多く存在しており、これらを用いることで新しい物質を創り出すことが可能です。特に注目している材料は、原子1つ分の厚さしかない“究極の薄さ”を持つカーボンナノチューブやグラフェンなどのナノ材料です。これらは従来の物質に比べ非常に優れた特性を示すため、応用に向け高精度で合成・デバイス化する技術が世界中で求められています。本研究室ではプラズマの特色を生かして、新しい機能をもった超高性能ナノスケール電子デバイスの実現に向けて研究に取り組んでいます。
