IoT社会の圧力センサ・発電デバイス

 

光機能性有機材料である液晶は、情報ネットワーク社会の深化に伴うIoT環境の発展や省電力社会の進展にも貢献します。例えば、液晶配向に伴う電気特性の変化を用いれば、高感度圧力センシングやウェラブルなエネルギーハーベスト技術にも応用可能です。

 

  液晶を用いた高感度圧力センサーシート

 

IoT社会では、ウェラブル化も含めて、様々なセンサーデバイスが求められています。高感度な圧力センサーシートが実現されば、これまで困難とされてきた風圧・音圧の検出が可能になり、応用範囲が飛躍的に広がります。ここでは、固体とは異なり変形しやすい液体の液晶層を圧力センサーに応用する研究を進めています。液晶層の変形による液晶流動が分子配向を誘導するため、大きな電気容量の変化を得ることができます。

[高橋産業経済研究財団研究助成(2018]

[国際会議IDW Outstanding Poster Paper Award (2018)]

 

エアスプレイによる風圧変化の検出例