- 複数の「エージェント」を用いたシミュレーション
- 「エージェント」: 周囲の状況を認識,一定のルールで自律的に行動し,空間や他のエージェントと相互作用する存在
- 「エージェント」: 周囲の状況を認識,一定のルールで自律的に行動し,空間や他のエージェントと相互作用する存在
- AIだけでは予測が難しい「複雑系」の事象をシミュレーション
- 「複雑系」:多数の要素が絡み合った結果,個々の要素からは予測できないような振る舞いを全体として見せる系
- 「複雑系」:多数の要素が絡み合った結果,個々の要素からは予測できないような振る舞いを全体として見せる系
本研究室での研究事例(獨協医科大学 井上健一先生との共同研究)
細胞間コミュニケーションが創発する原理を解明.細胞自身はサイトカインと呼ばれる物質に基づく単純な行動ルールを有していると考えられている.また細胞は周囲のサイトカインの状況に応じてECM(細胞外マトリックス)と呼ばれる物質を生成・破壊するこにより環境を制御する行動ルールも有している.本研究では,細胞をエージェントとしてモデル化し,様々なパラメータに対してマルチエージェントシミュレーションを行うことにより,複数の細胞がサイトカインとECMを用いてどのようにコミュニケーションを行うのかを解明することを目的としている.このような原理が明らかになれば,体内での血管新生などの原理解明の有用となる.
シミュレーション例(画像をクリック→動作再生)