SRMを搭載した電気自動車    
                    

 電気自動車(EV)は環境に優しく、エネルギー総合効率が高いなどの長所を有する反面、一充電走行距離が短い、高価格であるなどの欠点があります。これらの問題を解決するためには高効率で低価格のバッテリやモータを採用することが不可欠です。そこで私たちは特にモータに注目しました。
 スイッチトリラクタンスモータ(SRM)は回転子に巻線がなく、永久磁石を使用しないため、構造が簡単で高速運転が可能、安価、トルク−重量比が大きいなどの長所があります。

 この電気自動車は、私たちが研究を進めている8極6極SRMを使用して試作したものです。乗車時の車両総重量100kgのとき、バッテリ電圧48Vで最高約44km/hで走ります。現在、制御を中心として走行性能の改善を進めています。

                       

 

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