先に
実施状況がアップロードされていますが10月31日にアルクの福江さんをお招きして開かれた英語学習法セミナーに出席しましたので、そのお話の概略とちょっとした感想を書かせていただきます。
また、私はSAPのプログラムで短期の海外留学なども経験しているのでオススメの学習法なんかも紹介してくれと言われてしまったのでその事も少し触れさせていただきます。
英語に対する社会の情勢
「ビジネスに英語が必要になった」
福江さんのお話はまずTOEICの話から始まります。
社会がビジネスマンに英語力を求めるようになりました。というお話です。
TOEICを主催している国際ビジネスコミュニケーション協会は、
その中では、上場企業の75%が業務で英語を使用しているということが分かっています。
また年間の合計TOEIC受験者数も、
- 2010年 約17万人
- 2011年 約22万人
- 2012年 約23万人
と年々増えており、また2010年から2011年の間に大きく受験者数が増えています。
この時に楽天などの主たる企業の社内共通語の英語化があり一気に社会の流れが変わったといいいます。
このことから、社会の流れが近年一気に変化したということが言えるのでしょうか。
TOEICの点数というのは社会で英語を役立てるために重要というという話がありました。
上の資料では、上場企業はspeakingを最も重要と考えているそうです。
しかしspeakingの試験のないTOEICのスコアというのが重要だというのです。
福江さん曰く、とある製造メーカーの下請け会社では、今まで社員に英語力は求められていなかったにも関わらず、近年求められるようになったそうです。
その会社では海外売上比率が27%から47%に急激に上がり、海外の拠点とテレビ会議をする機会も増えたという事でした。
そこでそこの会社の管理職の方が言うには、
「俺はTOEICの点数になんか興味はない、テレビ会議が英語で出来るかどうかだけだ」と。
で、そこでじゃあTOEICの点数なんかはどうでもいいですね、みたいな話をしているといや、TOEICの点数がある程度ないと全然英語で話すなんてできないんだ、と。
そもそも表現するための単語を知ってないと話せないですからね。
インプットがないとアウトプットが出来ない、というのは私も共感するところです。
英語の勉強法「音と文字を一致させる」
次にALC NetAcademyの使い方の説明をして頂いたのですが、普通の教材にも使える方法だと思うので紹介します。
英語が聞ける・話せるようになるためには「音と文字を一致させる」ことが大切ということでした。
音だけで理解する鍛錬をすべし、という事だそうです。
例えば、an appleは「アンナップル」みたいな日本語では書けないような発音になります。
でも我々は「アンナップル」と聞いて、ああ、an appleって言っているんだなということがわかります。
これは一度今までの人生の中で、「アンナップル」という音を聞いたことがあって、それが文字としてan appleということが対応している事を知っているからだと。
なので英文を聞いている中で「テイキンイノフ」という音を聞いて、それがtaking offだなぁという文字と音を一致させる事が大切だということでした。
そのために、アルクの教材を使わなくても市販の教材を買ったらばまずCDだけで勉強すべきだと。
- CDの同じチャプターを100回も200回も聴く
- どこの音が分からないのか特定する
- やっとそのスクリプトを見て文字と音を一致させる
という作業をしなければならないということでした。
この作業をすれば悶々とあそこ何言ってるのかなーと思ってた部分がハッと文字と音が一致する。
この体験をすれば一生「テイキンイノフ」がtaking offだということを忘れないから、と。
またリピーティングやシャドーイングをする時には発音は話す人ソックリにする必要があると。
イントネーションや話すスピードまでコピーするようにすると英語が分かるようになるということでした。
勉強を習慣化するには「5W1Hを固定する」
最後に勉強を習慣化するには、5W1Hを固定することが重要、という事でした。
特に「いつやるのか」「どこでやるのか」「誰とやるのか」。
ココを固定するすることで、勉強する可能性が高まるということでした。
決心するとき「図書館で」「放課後に」「この教材を」などと目標を5W1Hで具体化する必要があると。
そのほうが勉強する可能性が高まります。
同様に自分はナマケモノだと思って勉強せざるを得ない環境を構築するというのは意識しています。
例えば英語の教材は電子媒体じゃなくて本にする、机の上に置いておく、棚の奥にしまわないなど。
机の上に英語の教材が置いてあると他のことをするにも目に入って、ああ、しょうがないから勉強するか、という気分になります。
毎回やらないかもしれませんが、確率が高まります。
また私は情報系の学生なので、意識的に
- 調べ物するときも英語の情報をみるようにする
- Wikipediaを見るにも英語版を見てみる
- 目に入る場所に英語で書かれた文章をおく
という事をします。
プログラミング関連の情報を集めていると途端に日本語の情報がなくなるので、私は1について否応もなく強いられます(笑)
情報系の人はプログラミング演習Bを履修すると思いますが、Standard MLの情報は標準ライブラリの情報でも英語しかWEB上には無いと思います。
2については英語版のほうがユーザが多いので内容が精査されている(ように思える)のでそっちを見ます。
また情報が英語版のほうが詳しくて楽しいです。
あとは、定期的に勉強せざるを得ないように、イベントを設けることでしょうか。
最近勉強してないなーと思ったらTOEIC試験を申し込んで1ヶ月は勉強するようにする、とか
SAPのプログラムに申し込んで短期留学してみるとか。
半年前くらいに大体短期留学とは言っても決まるので、半年間は勉強せざるを得ない状況になります。
それで1回SAPのプログラムに参加しましたし、去年はフィリピンの英語学校に夏行ってきました。
短期留学すると楽しいです。アウトプットの場にもなります。自分の英語通じないなぁという切実な体験をすることにもなりますし。
勉強せざるを得ない環境を構築する、というのが良い方法なのかと思います。
最後に
勉強続けるの辛いよなぁと日に日に思うところで、
辛いですね。辛いです。つらぽよです。
しょうがないから勉強するかーという気分に今回の講演でなりました。
きっと講演から半月くらいはネットアカデミーで勉強します。3日坊主かもなぁ。
まぁでも、やらないよりはまし。
3日坊主も10回繰り返せば30日勉強することになるんだ、くらいに思ってとりあえずやることにしようかなぁと思います。
福江さんのお話楽しくて80分の講演、全然苦でなくお話きかせて頂きました。
Step-QI担当の松浦先生も講義中、学生が居眠りしないことなんて無いから参考にしないとなぁと苦笑いしながら仰っていたり。
英語の勉強を習慣化するという話を自分で書いていたら、習慣化するには授業を履修するのが一番拘束力があるよなぁと思いました。
5W1HのうちHowは授業の復習、Whereは講義室は確定、Whoは一緒に授業を受ける友人と一緒です。
Whenは講義時間が固定されますしあとはどこで自習の時間を取るか。
英語の講義があれば定期的に授業の復習やらしないといけないですしね。
まだ英語の講義がある人はいい機会だと思って勉強するのが良いのではないかなぁと思います。
今回紹介した私の方法ですが、全然間違ってるかもしれないのでより良い方法をご存じの方は是非教えてください。
長々と書いてしまいました。出席したみなさまお疲れ様でした。
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