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研究部門research category

プラズマメディカル科学部門

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大気圧非平衡プラズマにより高効率な薬剤・遺伝子導入へ

非平衡プラズマが気相・液相中で生成する荷電粒子(電子、イオン)、励起種、活性種の計測とその生成機構を解明します。さらに、触れるほど低温な大気圧プラズマを直接生体組織及び細胞に照射することで、遺伝子や薬剤を細胞内に効率良く輸送できることから、薬を飲む回数や副作用を減らす効果が期待されます。
この大気圧プラズマによる薬剤・遺伝子導入メカニズム解明や、より高効率なプラズマ照射装置開発を目的として研究を行っています。


プラズマアグリ科学部門

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大気圧非平衡プラズマによる革新的農業技術を開発

大気圧プラズマで生成される反応性の高いイオンやラジカルを利用することで農作物に残留しない殺菌ができることから、農作物の病害防除が注目されています。
本部門では、イチゴやトマトなどの栽培ハウス向けのプラズマ殺菌システムの開発と殺菌メカニズム解明を目指し、イチゴ農家や実証実験室で農業応用の実用化を進めています。またプラズマ中の物質が植物細胞を活性化させることを利用し、プラズマによる植物の抵抗性誘導を目指した研究も行っています。


プラズマフロンティア科学部門

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次世代の航空・宇宙に関わる推進機の開発を行う

高密度プラズマを用いた次世代大電力プラズマ推進機およびナノ秒パルス放電プラズマを用いたプラズマアクチュエータ等の次世代の航空・宇宙に関わる推進機の開発を行っています。さらに、核融合プラズマや宇宙プラズマ等のフロンティア科学を推進します。オーストラリア国立大学との共同研究では、通常は2台の推進機が必要とされるスペースデブリ除去動作を、1台の推進機のみを用いた室内原理実証実験に成功しました。


プラズママテリアル科学部門

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非平衡プラズマを利用した究極の構造制御合成を目指す

独創的非平衡プラズマ生成・制御技術を駆使して、ナノ粒子、ナノカーボン(フラーレン、カーボンナノチューブ、グラフェン)、2次元原子層材料等の革新的ナノ材料を創製すると共に、それらを使った新機能性ナノデバイスの開発を推進します。また、遷移金属ダイカルコゲナイドを用いて透明かつフレキシブルな太陽電池の開発に成功するなど、光と電子デバイスを融合した次世代高機能光電子デバイスの開発に関する研究も行っています。



非平衡プラズマ学際研究センター

〒980-8579
仙台市青葉区荒巻字青葉6-6-05
東北大学大学院工学研究科
電子情報システム・応物系
教育研究実験棟内

email: IRCNP◎grp.tohoku.ac.jp
(◎を@に変更して下さい)