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2021/11 25 受賞

電子工学専攻の岩本祐汰さん (金子・加藤研究室) が第15回プラズマエレクトロニクスインキュベーションホールにおいて優秀ポスター賞を受賞

 工学研究科 電子工学専攻 金子・加藤研究室修士1年の岩本祐汰さんが,第15回プラズマエレクトロニクスインキュベーションホール(2021年9月6日~9月7日開催)において,『優秀ポスター賞』を受賞しました.
 この賞は, 応用物理学会プラズマエレクトロニクス分科会が主催するインキュベーションホール(サマースクール)でのポスターセッションにおいて, 優れた発表を行った学生に贈られる賞で, 「その場観測CVDによる単層WS2の多層化機構解明」のタイトルでポスター発表し, 熱CVD法による原子層材料の合成に関する発表が評価され今回の受賞に至りました.
 二次元シート材料であるTMDは半導的な性質を有しながら柔軟性や光透過性を有しているため,次世代の光電子デバイスへの応用が期待されています.
しかしTMDをデバイスに応用するためには様々な課題が残されており,特に高品質TMDの合成に必要不可欠な合成機構に関しては,その多くが未解明でした.
そこで今回の研究では本研究グループが近年独自に開発したその場観測CVD法を用いて,詳細な合成機構解明を試みました.
その結果, TMDの核発生が前駆体の拡散律速と化学ポテンシャル差由来の成長駆動力律速のバランスで決まることを実験的に初めて明らかとしました.

【受賞発表】タイトル:「その場観測CVDによる単層WS2の多層化機構解明」

賞状


【問い合わせ先】
東北大学 工学研究科 金子 俊郎 教授
TEL:022-795-7116
MAIL:kaneko※tohoku.ac.jp (※を@に変換してください)

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