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 まず初めにこの度の東日本大震災により被災された方々に心よりお見舞い申し上げます。
 この度、第14回日本栓子検出と治療学会(エンボラス学会)を平成23年11月19日(土)、20日(日)両日に仙台市にて開催致すことになりました。主催者の研究室が被災し現時点でも他の研究室に間借りしている中、本学会の開催につきましては、日本栓子検出と治療学会理事会において慎重に検討を重ねて参りましたが、今回の大震災において避難所では深部静脈血栓症(通称エコノミークラス症候群)検診が多く行われ、この領域の学術のさらなる発展が災害医療に貢献すること、仙台市での開催により東北地方の復興の一助となること等を考えた上での決断でありますので、何卒、ご理解いただきたく存じます。
 日本栓子検出と治療学会は、脳梗塞や肺塞栓および様々な臓器の虚血状態などの原因となる「栓子(エンボラス)」の生成から消滅に至る全過程に関し、医学・工学・薬学・生物学等々の分野横断的な学際的意見交換を行うことを目的としています。これまで行われた学会へは医師、科学者、工学者、技師等々の職性を越えた、熱意ある方々が参加し、近年の参加者数は400名を越えております。
 今回のメインテーマである「医工学によるエンボラスへの挑戦」は、平成20年に大学院としては日本で初めて東北大学に設置された医工学研究科に象徴される学際的研究によって、血栓形成のメカニズムから診断、治療、リハビリテーションに至るまでをストーリー豊かに構成することを目的に設定したものです。また、ハンズオンセミナーは、下肢静脈血栓の超音波診断について、専門医のみならず、これまであまり経験のなかった若い医師や臨床検査技師、診療放射線技師、看護師の方々にもご参加いただけるように設定致しました。限られた予算の中、専門業者が全く関与しない手作りの学会ですので、ご参加の方々にご不便をおかけしたことをお詫び申し上げます。
交通につきましては、すでに東北新幹線は全面復旧しており、9月23日(金)より通常ダイアに復帰しました。また、仙台空港につきましても急ピッチで復旧し、7月25日(月)には国内定期便の運航が再開し、仙台空港と仙台駅を結ぶ仙台空港アクセス鉄道も10月1日(土)より通常運行を再開しました。仙台市内のホテルにはほとんど震災の被害はなく、震災直後から2ヶ月間の予約が取りにくい状況も解消し、すでに通常の予約システムから宿泊予約が可能な状況になっています。
晩秋の仙台は市内でも定禅寺通、青葉通などの欅並木が黄金に色づき、秋保・作並など近郊の温泉もお楽しみいただける時期です。学会にて最新の情報に触れていただくとともに、心身ともにリフレッシュしていただければ幸いです。

  平成23年11月吉日
  第14回日本栓子検出と治療学会 大会長
  東北大学医工学研究科 医用イメージング研究分野 教授
               
西 條 芳 文


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