学生の皆さんへ

金子研究室では、「プラズマ」と「液体」の境界で起こる現象を明らかにする基礎研究から、それを応用した医療、植物育成、ナノ材料合成まで、幅広い分野にわたる研究を行っています。特に、空気と水という身近な素材を使ってプラズマを発生させ、その中で生まれる“活性種”と呼ばれる分子の働きを利用することで、人や環境にやさしい新しい技術を開発することを目指しています。

私たちの研究の大きな特徴は、電気・情報系の知識をベースとしながらも、化学、生物、材料、農学、医療など、さまざまな分野の研究者と連携して進めている点です。東北大学の異なる研究科の先生方との共同研究や、民間企業との産学連携も積極的に行っており、アカデミアと社会をつなぐ“橋渡し”となるような研究に力を入れています。

研究は、未知を解き明かす知的な探究であると同時に、社会の課題を解決するための手段でもあります。私たちの研究室では、「社会の役に立つことをしたい」「自分のアイデアで未来を変えたい」という学生の思いを大切にしています。学部で学んだ知識を、実際の研究現場でどう活かせるかを体験しながら、自分だけの専門性と視点を育てていってほしいと思っています。

私たちと一緒に、プラズマを通じて社会に新しい価値を生み出す研究に挑戦してみませんか?

興味を持った方は、ぜひ気軽に研究室を訪ねてください。

東北大学大学院工学研究科電子工学専攻 教授 金子俊郎