吉澤(晋)研究室紹介
体に優しい超音波治療
体の外から見えない患部を、血を出さずに治療できます。
研究内容 |
超音波は、医療の分野で、体の内部の臓器の像を撮ったり、血の流れを調べたりする目的に、広く使われています。
最近では、これだけでなく、超音波のエネルギーを患部に集めて、がんなどを治療することにも用いられるようになりました。
血を出すことなく患部を治療することができるので、体に優しく高齢化社会のニーズに応える治療方法として、注目されています。
この超音波治療を実現するためには、患部に超音波エネルギーを集める技術だけではなく、 体の外から肉眼では見えない患部に照準を定め、患部の治療による変化を実時間検出するためのイメージング技術が必要です。 さらに、患部に選択的に集まりやすく、より少ない超音波のエネルギーで治療効果を発生する増感物質を得ることができれば、 超音波治療の安全性と効率を飛躍的に高められると考えられます。 |
集束超音波ビームの光学像
研究テーマ
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学術研究員 梅村 晋一郎 (左), 准教授 吉澤 晋 (右)