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2021/11 19 受賞

電子工学専攻の國嶋友貴君 (金子・加藤研究室) が日本物理学会2021年秋季大会において学生優秀発表賞を受賞

工学研究科 電子工学専攻 金子・加藤研究室博士2年の國嶋友貴君が,日本物理学会2021年秋季大会(2021年9月20日~9月23日開催)において,『学生優秀発表賞』を受賞しました.
この賞は,日本物理学会が主催する2021年秋季大会の領域2において, 優秀な口頭発表をした学生に贈られる賞で,プラズマ窒素固定に向けた窒素振動励起に関する発表 (タイトル:非自己維持直流放電プラズマ中の窒素振動分布の時間発展)が評価され今回の受賞に至りました.
空気中の窒素から窒素化合物を生成する窒素固定技術は,世界の食糧生産を支えている一方,莫大な量の天然ガスやエネルギーを消費することが問題となっています.プラズマを活用した窒素固定は,空気と水のみを原材料とし再生可能エネルギーで実現できるため,持続可能な窒素固定法として期待されていますが,エネルギー効率が低いことが課題でした.
今回の発表は,入力エネルギーを熱化させず窒素分子の内部エネルギーに変換(振動励起)することを,プラズマ中の電界を外部から制御することで効率的に実現できること実験的に成功させ,効率的で持続可能な窒素固定の実現への貢献が期待されています.

【受賞発表】: 「非自己維持直流放電プラズマ中の窒素振動分布の時間発展」

【詳細URL】: http://www.r2.div.jps.or.jp/gakusei_presen.html

賞状


【問い合わせ先】
金子・加藤研究室
金子俊郎 教授
TEL:022-795-7116
MAIL:kaneko@tohoku.ac.jp(@を半角に直してご連絡ください)

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