人間と対話できる
コンピュータを目指して

電気情報物理工学科
私たち人間は、言葉を用いてコミュニケーションをとっています。音声は、特別な道具を用意したり、特別な訓練をしたりすることなく使えます。また、情報を伝える速度も速いうえに、手足や目などを他の作業に使いながら、あるいは動き回りながらでも使えるため、情報伝達の手段としてはとても有効です。
しかし、人間と機械がコミュニケーションするためには克服しなければならない問題がたくさんあります。機械は、人間のようには音声を理解できませんし、人間のように表現豊かに話すことも容易ではありません。私たちは、これらの問題を解決し、音声認識や音声合成を活かしたシステムの開発などを行っています。例えば、視覚情報などを加えた音声対話システムや、雑音に頑健な音声認識システムの設計、感情豊かな音声合成、カラオケでの熱唱度評価など、音全般に関する研究を行っています。
