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2022/09 21 受賞

電子工学専攻の岩本祐汰さん (金子・加藤研究室) が『Young Scientist Poster Award』を受賞

工学研究科 電子工学専攻 金子・加藤研究室修士1年の岩本祐汰さんが,第62回フラーレン・ナノチューブ・グラフェン総合シンポジウム(2022年3月2日~3月4日開催)において,『YoungScientist Poster Award』に選ばれ, 第63回フラーレン・ナノチューブ・グラフェン総合シンポジウム(2022年8月31日~9月2日開催)において受賞式が行われました.
この賞は, フラーレン・ナノチューブ・グラフェン学会が主催する第62回フラーレン・ナノチューブ・グラフェン総合シンポジウムにおいて, 優れたポスター発表を行った学生に贈られる賞で, 「Correlation between growth speed and crystallinity of monolayer WS2 revealed by in-situmonitoring CVD」のタイトルで発表し, 熱CVD法による原子層材料の合成機構解明に関する発表が評価され今回の受賞に至りました.
二次元シート材料であるTMDは半導的な性質を有しながら柔軟性や光透過性を有しているため,次世代の光電子デバイスへの応用が期待されています.
しかしTMDをデバイスに応用するためには様々な課題が残されており,特に高品質TMDの合成に必要不可欠な合成機構に関しては,その多くが未解明でした.
そこで今回の研究では本研究グループが近年独自に開発したその場観測CVD法を用いて,詳細な合成機構解明を試みました.
その結果, TMDの核発生が非古典的な二段階核発生に従うことを初めて明らかにしました.

【題目】: Correlation between growth speed and crystallinity of monolayer WS2 revealed by in-situmonitoring CVD
受賞者: 岩本 祐汰
学会名: 第62回フラーレン・ナノチューブ・グラフェン総合シンポジウム

【詳細URL】: https://fntg.jp/jp_new/award.html

賞状

副賞


【問い合わせ先】
金子・加藤研究室
加藤俊顕 准教授
TEL:022-795-7046
MAIL:kato12※tohoku.ac.jp(※を@に変換してください)

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