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薮上・桑波田研究室に所属している、工学研究科電気エネルギーシステム専攻修士1年生の蒲　宥丞さんが、公益社団法人日本磁気学会のMSJ論文奨励賞を受賞しました。
受賞した研究にて、抗体と結合した磁性ナノ粒子（MNP）を用いて、細菌を迅速に検出する新規手法を開発しました。
抗原抗体反応により細菌がMNPと結合した後、MNP凝集体の磁気特性が強磁性から超常磁性に変化して磁化率が低下するという磁気特性を利用し、フソバクテリウム（Fusobacterium nucleatum）という細菌サンプルの磁化率を測定しました。
その結果、磁化率が細菌の濃度（8×10^4～8×10^8 CFU/ml）に対する依存性を発見しました。
また、検出時間は約49秒と短く、医療現場の検査への応用が期待されます。

【受賞題目】Method for Rapid Detection of Bacteria Using Magnetic Nanoparticle Aggregate
【受賞者】蒲　宥丞
【学会名】公益社団法人日本磁気学会