工学研究科 電子工学専攻 金子・加藤研究室修士１年の川野 翔平さんが、令和５年度電気関係学会東北支部連合大会（2023年9月5、6日）において『IEEE Sendai Student Awards 2023 The Best Paper Prize』を受賞し、2023年12月22日に東北大学青葉山キャンパスにて授賞式が行われました。
この賞は電気学会、IEEE等が主催する令和５年度電気関係学会東北支部連合大会において、優れた内容の発表をしたものに贈られる賞で、川野 翔平さんは空気から合成可能な硝酸ラジカル（または三酸化窒素）（NO3）の生成とその計測法の開発に関する発表（タイトル：Development of BB-CEAS (Broadband Cavity-Enhanced Absorption Spectroscopy) measurement for reactive nitrogen species）が評価され、今回の受賞に至りました。
本発表は，空気からの高密度合成・計測法が確立されていない新奇ラジカル「三酸化窒素(NO3)」を，小電力でNO3のその場・高密度合成する挑戦の詳報です．寿命が短いラジカルを高密度の計測を、LEDを光源とする広帯域キャビティ増強吸収分光法（BB-CEAS）を新たに開発することで実現し、NO3の生成過程の反応プロセスへの理解が深まる成果が得られました。
高密度生成されたNO3は反応性の高さから幅広い分野における応用が期待されており，本研究では特に農業分野での活用を目指して今後更に研究を進めてまいります．
【受賞題目】Development of BB-CEAS (Broadband Cavity-Enhanced Absorption Spectroscopy) measurement for reactive nitrogen species
【受賞者】川野 翔平
【大会名】令和５年度電気関係学会東北支部連合大会
【問い合わせ先】
金子俊郎 教授
TEL:022-795-7116
MAIL:kaneko※tohoku.ac.jp
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