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2024/01 29 受賞

修士1年中濵友吾さんが第一著者の論文が,American Institute of Physics のFeatured articleに選出され,Scilight でも紹介されました

これまでの当該グループの研究で,カスプ磁場と呼ばれる構造を作ることで性能が向上することを示してきましたが,衛星への搭載に向けて電磁石の消費電力や電源による小型化等が技術課題となっていました.
修士1年中濵友吾さんと高橋准教授は,電磁石の一部を永久磁石で置き換えたスラスタ設計・開発を行い,プラズマ計測や推力評価によって,推進性能が向上可能であることを示し,小型化や 高効率化の可能性を示しました.
本成果は AIP Advances誌のFeatured articleに選出され,科学分野で興味深い成果を紹介する Scilight でも取り上げられました.
今後は,研究室所有のスペースチャンバー内部での作動試験等を行い,推進性能の評価・改善を進めていく予定です.

【掲載論文】Effect of a permanent-magnet-induced cusp field on a magnetic nozzle radiofrequency plasma thrueter steered radiofrequency plasma thruster
     AIP Advances, 14, 015059 (2024)
     https://doi.org/10.1063/5.0186991
【論文著者】Yugo Nakahama and Kazunori Takahashi

【掲載URL】"Propelling plasma thrusters forward for spacecraft", Scilight, 25 January 2024.
     https://doi.org/10.1063/10.0024749

【問い合わせ先】
高橋和貴 准教授
東北大学 大学院工学研究科 電気エネルギーシステム専攻
TEL : +81-22-795-7064
Email: kazunori.takahashi.e8[at]tohoku.ac.jp(atを@に変換してご連絡下さい)
Web : https://sites.google.com/tohoku.ac.jp/pdp-lab

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