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　工学研究科　電子工学専攻　金子・加藤研究室の高島圭介助教が、『プラズマ材料科学賞選考委員会』より『第２５回プラズマ材料科学賞奨励部門賞』を授賞され、2024年1月24日に東京工業大学大岡山キャンパスにて授賞式が行われました。
　この賞は平成9年度に創設され、プラズマ材料科学の研究・開発において貢献し、顕著な業績をあげている個人またはグループに贈られる賞で、高島圭介助教はナノ秒パルス放電と直流放電を重畳した活性種制御合成手法およびその装置開発に関する研究が評価され、今回の受賞に至りました。
　現在、膨大な化石燃料を消費するハーバーボッシュ法により空気中の窒素を窒素化合物や窒素肥料に変換（窒素固定）していますが、近年再生可能エネルギーを用いたプラズマ窒素固定が注目されています。そこで本研究グループは窒素の振動励起状態を利用した高効率窒素固定や、その下流での反応プロセス制御手法を考案してきました。その結果、窒素分子の振動準位が12以上の高振動励起状態の生成・観測や、N₂O₅等の空気由来活性種の選択合成装置開発等を成功させてきました。

【受賞理由】ナノ秒パルス放電と直流放電を重畳した活性種制御合成手法およびその装置開発に関する研究
【受賞者】高島 圭介

【関連URL】https://www.plasma.nagoya-u.ac.jp/prize/